2008年08月27日

しゃばけ

今読んでいる本が面白い。「しゃばけ」=「娑婆気」=「俗世間の欲望にとらわれる心」
しゃばけ
お江戸の大店、回船問屋長崎屋の、病弱な一人息子が主人公。
ある事件に巻き込まれて展開していく筋書きに、江戸の生活や街並を背景にして、
17歳の若者の心情や、世間の動きも織り込まれて、色とりどりの景色を見せている。

彼の周りには、あまたの妖怪があたり前のように生活している。
犬神・白沢・鳴家(やなり)・ふらり火・野寺坊・獺(かわうそ)・・・
付喪神(つくもがみ)=100年経つと物は神になるらしく、人の体でいる。
「鈴」の鈴彦神・「屏風」の屏風覗き・・皆生き々と存在感がある。

ストーリーは「若だんな」のおっとりした口調で語られていて、
先の顛末を知りたいのにもどかしいくらい。
だからか、なかなか本から離れられないでいる。

畠中恵さん、大した作品を、ごちそう様です。


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Posted by のりちゃん at 00:59│Comments(4)
この記事へのコメント
これですょ( ̄□ ̄;)!!

この前、録画したビデオを整理して見てたら、クライマックスで録画中断してた映画ゃし( ̄□ ̄;)!!


原作ゎ小説だったのですねφ(..)買わなきゃ
Posted by 優香 at 2008年08月27日 05:09
優香さん♪

映画になっていたんですか、知らなかった。
畠中恵さんの本は、他にも「ぬしさまへ」「ねこのばば」「おまけのこ」などあります。
続けて読んでいこうと思っています。
Posted by のりちゃんのりちゃん at 2008年08月27日 08:42
映画になってたんですか それは知らなかった。
1作気に入ると しばらく続ける傾向にあります。
「ねこのばば」も「おまけのこ」も・・・
妖が見えたら恐いだろうけど
興味津々 お話のなかならね
宮部みゆきも なかなかですよ。
Posted by kuwatyann at 2008年08月28日 23:57
kuwatyannさん♪

4年も前に出版されていて、賞ももらった作品だったのですね。
これも知りませんでした。今日から「ぬしさまへ」を読んでいます。
宮部みゆきは、主人が沢山読んでいましたが、
古本のフリマで売ってしまっています。
Posted by のりちゃんのりちゃん at 2008年08月30日 00:38
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